春4月、万物躍動の季節ですね!
今週の初めに上京しましたが、桜はやや散り始めの感じで、「花の命は短くて・・・」の風情でした。
我が越後では、まもなく満開の時期を迎えます。
毎朝6時過ぎから愛犬の散歩に出かけるのですが、散歩コースの一つが「赤坂山公園」で、ここは柏崎の桜の名所。
朝もやの中では人の気配もまばらでしたが、花見客を迎える雪洞(ぼんぼり)が林立し、食物の屋台も幌を被って待機し、この週末は大勢の人出で賑わうことでしょう。
桜の一種である「ヒカンザクラ」は、奄美・沖縄地方では1月中旬に咲くそうですが、これは別格ですよね。
なじみ深い「ソメイヨシノ」で言うと、3月の中旬に四国の高知や九州地方を旅立って徐々に北上し、打ち上げとなる北海道では5月の連休明けの頃といいますから延べで2カ月近いロングラン興業を続けることになります。
しばらく前の日経新聞に「日本列島が南北に長くて良かった。これが東西に横に長いようではこの桜前線の移りゆく光景は味わえなかったろうから」という
意味のコラムが載っていましたが、まさに実感しますね。
良寛の作と云われる「散る桜、残る桜も散る桜」、桜の花と日本人の心情は遥か古からピッタリと寄り添っていたようです。
今春、当社に実に5名もの新入社員が加わりました。
当社のような30~40名程度の規模での事業所としては異例の大部隊の新規戦力です。
慣れない社会人生活をスタートした彼らは、戸惑いと気疲れの中で連日の「研修漬け」になっていますが、日一日と自分のペースを掴みつつあるようにも見えます。桜の季節にデビューした彼らも、紅葉が映える時節にはきっと「昔から居たような顔」をして逞しく動き回っていることでしょう。
この5名とは別に、昨年の暮れから今年の初めにかけて他にも4名の新人を迎えていますので、ごく短期間に合計9名もの新戦力が合流したことになります。(関連会社のレーザック柏陽も含めてですが)。
9名の平均年齢は24.2歳! 輝くばかりの若さです!
いずれ近いうちに公表させていただきますが、当社は今年かなりの新規設備投資を行います。
前回の「つぶやき」にも書きましたが、社長の交代を手始めとして柏陽鋼機の新しい時代を築くべく会社を挙げて取り組み中です。
新しい革袋に盛られようとしているお酒が2年後の創業70周年、そしてゆくゆくの100周年に向けて程よく発酵するようにと「エンジン全開中」です。
爽やかなこの季節の空気を胸いっぱいに吸いながら・・・・・。
会長 西川 正純
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